お問い合わせ
0982-54-2459
TOP 院長ご挨拶

院長ご挨拶

 当院は昭和36年先代理事長が無床診療所として開設し、平成6年4月からは有床診療所として医師2名体制で内科・循環器科の診療にあたっています。心筋梗塞・狭心症などの冠動脈疾患や心不全の診断・初期診療に取り組み、かかりつけ医として高血圧・糖尿病・脂質異常症等の管理に注力しています。

 令和2年からのコロナパンデミックに際しては、発熱外来としての対応にも取り組んでいます。この約30年間の経過の中で、親子2代にわたり同じような心血管病を発症する例を多く経験しています。患者さんの家族歴や職業・生活習慣に応じて、発症予防対策(一次予防)や再発予防対策(二次予防)を提案し、必要な医療を提供するように努めています。 この日向市東臼杵郡医療圏においても超高齢化は現在進行形であり、高血圧や不整脈などの診療を受けながら元気に生活していた年輩の方々が、心不全を発症し入院治療を余儀なくされる例が徐々に多くなっています。 この事は日本全国でも同じ状況であり、コロナ禍で目立ちませんでしたが、心不全パンデミックと言われています。 当院でも多職種で対応にあたっていますが、マンパワーは限られており、地域の医療機関や介護施設、行政機関と連携し、時には高次医療機関に継いでいます。 医師になって約40年になりますが、毎日のように患者さんを通して学ぶ事が多くあります。

 患者さんが医療に何を求めているのか、訴えに十分傾聴し、全身を観察するように心がけていますが、医療は日進月歩であり、医師個人の経験や知識には限界があります。多職種で勉強しながら準備し、他の医療機関と十分に連携し診療にあたり、地域に多少でも貢献 したいと考えています。

医療法人洋承会 今給黎医院
院長 今給黎 承